白糸台駅(しらいとだいえき)は、東京都府中市白糸台二丁目にある西武鉄道多摩川線の駅。駅番号はSW04

所長・駅長配置駅であり、「多摩川線管理所」として、多摩川線の全駅を管理している。

歴史

  • 1917年(大正6年)10月22日:多摩鉄道の北多磨駅(きたたまえき)として開業。境(現・武蔵境) - 北多磨間の開業に伴い、終着駅として開業した。
  • 1919年(大正8年)6月1日:北多磨 - 常久(現・競艇場前)間の延伸開業により、途中駅となる。
  • 1927年(昭和2年)8月30日:多摩鉄道線の(旧)西武鉄道による買収に伴い、西武鉄道の駅となる。
  • 1977年(昭和52年)6月23日:改良工事によりホーム移設。
  • 2001年(平成13年)3月28日:隣の多磨墓地前駅が多磨駅に改称した事に伴い、それより南にある当駅は混乱防止のため、現在の所在地名にちなみ白糸台駅に改称。

駅名の由来

当駅の所在地名にちなむ。当地は古くは白糸村と呼ばれており、白糸台の地名はそれによる。

旧称の「北多磨」は、当駅南方に先行開業していた京王電気軌道(現・京王電鉄)の「多磨駅」(現・多磨霊園駅)の北方に開業したことに因んでいた。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅。駅舎は駅の西南にあり、改札口を入って構内踏切で上り線を渡ると左手(上り方、武蔵境側)にホームがある。かつてのホームは構内踏切の下り方(是政側)にあったが、1977年6月の改良工事の際に現在の位置に移設された。

トイレは改札口を入って右手にある。2008年2月にユニバーサルデザインの一環として多機能トイレが追設された。

のりば

(出典:西武鉄道:駅構内図)

  • ただし、初電車の是政行きが1番ホームから発車する場合がある。

利用状況

2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は6,286人であり、西武鉄道全92駅中76位。

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は下表の通りである。

駅周辺

駅の東側(駅舎の反対側)に接して、多摩川線の開業以来の車両基地である白糸台車両基地がある。そのため、早朝には当駅始発の列車が設定されている。以前は当駅終着の列車も運行されていた。

駅の北側に旧甲州街道の踏切があり、駅舎からこの踏切にかけての線路沿いの道に、数軒の商店がある。旧駅名の由来の旧多磨村の中心地に近い。

駅の南側を、品川道が通っている。

近隣の施設等

  • 府中市立府中第四小学校
  • 府中市立白糸台小学校
  • 府中市立府中第二中学校
  • 府中警察署白糸台交番
  • 府中白糸台郵便局(旧甲州街道沿い)
  • マインズ農業協同組合多磨支店・マインズショップ多磨店(農産物直売所)
  • 府中市白糸台文化センター・府中市役所東部出張所・府中市立白糸台図書館
  • 府中市白糸台体育館
  • 府中消防署白糸台出張所
  • 国道20号(甲州街道)・東京都道229号府中調布線(旧甲州街道)
  • 多磨霊園南参道
  • 染屋不動尊 - 金銅阿弥陀如来像は国の重要文化財に指定されている。
  • 車返団地

近隣の駅

  • 京王電鉄京王線
    • 武蔵野台駅
    • 多磨霊園駅

当駅から600 mほど離れた場所には京王線の駅が2駅ある。当駅改札口付近には両駅への案内図が掲出され、車内自動放送でも「京王線はお乗り換え」という案内がされる。ただし、京王線からは当駅への正式な乗換案内は行っていない上、連絡運輸も行っていない。

隣の駅

西武鉄道
多摩川線
多磨駅 (SW03) - 白糸台駅 (SW04) - 競艇場前駅 (SW05)

脚注

出典

東京都統計年鑑
西武鉄道の1日平均利用客数

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧
  • 君よ憤怒の河を渉れ:当駅がロケに使用された。

外部リンク

  • 白糸台駅(駅情報) - 西武鉄道

白糸台から多磨霊園まで歩いてみる にちかのブログ

白糸台駅

フォトギャラリー2010 さようなら西武101系 presented by カメラの極楽堂

西武鉄道白糸台

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