ハインリッヒ・ゲオルク・ブロン(Heinrich Georg Bronn, 1800年3月3日 - 1862年7月5日)は、ドイツの地質学者、古生物学者である。
生涯
ハイデルベルクに近いツィーゲルハウゼン (Ziegelhausen) で生まれた。ハイデルベルク大学で1821年に薬学の学位を得て、その翌年に自然史の教授に任命された。古生物学の研究に専念することに決め、ドイツ、イタリア、フランス各地でフィールドワークを行った。
1830年に創刊された『地質学年鑑』(Jahrbuch für Mineralogie) とそれに続く『新年鑑』(Neues Jahrbuch) の編集のアシスタントを1862年まで務めた。
主な著書には1834年から刊行された Lethaea Geognostica があり、これはドイツにおける層序地質学研究の基礎を築くことになった。
1841年に出版した Handbuch einer Geschichte der Natur は第1部は地球史を概説し、第2部で生命の歴史を説明した。第3部には古生物の一覧が添付された。1848年からヘルマン・フォン・マイヤーとハインリッヒ・ゲッパート (Heinrich Göppert) の助けを借りて、第3巻が出版された。この化石の記録は古生物者にとって貴重な記録となった。
1861年にウォラストン・メダルを受賞した。
関連項目
- 地球科学者
- 古生物学関連人物一覧
脚注

![ドイツ ハイルブロン [25696958]の写真素材 アフロ](https://preview.aflo.com/qBRM9CqqRwCy/aflo_25696958.jpg)


