グルタミンtRNAリガーゼ(Glutamine—tRNA ligase、EC 6.1.1.18)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- ATP L-グルタミン RNAAMP 二リン酸 L-グルタミニルtRNAGln
従って、この酵素は、ATPとL-グルタミンとRNAの3つの基質、AMPと二リン酸とL-グルタミニルtRNAGlnの3つの生成物を持つ。
この酵素はリガーゼに分類され、特にアミノアシルtRNAと関連化合物に炭素-酸素結合を形成する。系統名はL-グルタミン:tRNAGlnリガーゼ(AMP生成)(L-Glutamine:tRNAGln ligase (AMP-forming))である。グルタミニルtRNAシンターゼ、グルタミントランスラーゼ、GlnRS等とも呼ばれる。この酵素は、グルタミン酸の代謝及びアミノアシルtRNAの生合成に関与している。
構造
2007年末時点で、15個の構造が解かれている。蛋白質構造データバンクのコードは、1EUQ、1EUY、1EXD、1GSG、1GTR、1GTS、1NYL、1O0B、1O0C、1QRS、1QRT、1QRU、1QTQ、1ZJW、2HZ7である。
出典
- Ravel JM, Wang S, Heinemeyer C and Shive W (1965). “Glutamyl and glutaminyl ribonucleic acid synthetases of Escherichia coli W. Separation, properties, and stimulation of adenosine triphosphate-pyrophosphate exchange by acceptor ribonucleic acid”. J. Biol. Chem. 240: 432–438. PMID 14253448.
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