一般社団法人日本色彩学会(にほんしきさいがっかい、英: The Color Science Association of Japan:略称CSAJ)とは、色彩学に関する学会(一般社団法人)である。色彩学の研究などを促進し、日本の学術発展に寄与することを目指している。
1948年に日本色彩科学協会(にほんしきさいかがくきょうかい)として設立され、1970年に日本色彩学会に改称した。
日本色彩学会はまた、国際色彩学会(AIC)のメンバーであり、日本を代表する唯一の団体である。AICには創設時からのメンバーとして参加している(創設時は日本色彩科学協会)。日本で開催されるAICの大会では、日本色彩科学協会が主催となる。1997年の第8回AIC大会は京都市の国立京都国際会館で開催した。また、1979年の中間大会は東京で、千鳥ヶ淵のほとりにあったフェヤーモントホテルで開催した。2015年の中間大会は御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターで開催した。
事業
- 学会誌その他の刊行物の発行
- 色彩に関する研究及び調査
- 色彩に関する研究の奨励及び研究業績の表彰
- 色彩に関する教育・普及
- 色彩に関する標準・規格の作成
- 関連学術団体との連絡及び協力
- 国際的な研究協力の推進
- その他目的を達成するために必要な事業
全国大会・研究会大会
- 毎年度、全国大会と研究会大会を1 回ずつ開催。
- 全国大会では、研究発表・作品発表、特別講演、チュートリアル講演、シンポジウム、講習会、見学会、企業展示会、交流会などを実施する。
- 研究会大会では、各研究会が企画するテーマ別の研究発表・作品発表(organized session等)、講演、シンポジウム、講習会、見学会などを実施する。
沿革
戦後間もない1948年(昭和23年)に設立された「日本色彩科学協会」を前身とする。その後1970年(昭和45年)に「日本色彩学会」と改称し、2015年(平成27年)4月1日に一般社団法人となる。
支部
- 関東支部
- 東海支部
- 関西支部
研究会
- 画像色彩研究会
- カラーデザイン研究会
- 環境色彩研究会
- 視覚情報基礎研究会
- 色覚研究会
- 色彩教材研究会
- 測色研究会
- 白色度研究会
- パーソナルカラー研究会
- 美的感性研究会
日本色彩学会賞
日本色彩学会は、色彩界に残る顕著な功績のあった学会の正会員、名誉会員個人に対して日本色彩学会賞を贈っている。
- 1997年 第1回:東堯 名誉会員
- 1998年 第2回:納谷嘉信 名誉会員
- 1999年 第3回:大島正光 名誉会員
- 2000年 第4回:須賀長市 名誉会員
- 2001年 第5回:福田保 名誉会員
- 2002年 第6回:川上元郎 名誉会員
- 2003年 第7回:馬場護郎 名誉会員
- 2004年 第8回:金子隆芳 名誉会員
- 2005年 第9回:太田安雄 名誉会員
- 2006年 第10回:秋田宗平 名誉会員
- 2007年 第11回:神作博 名誉会員
- 2008年 第12回:近藤恒夫 名誉会員
- 2009年 第13回:大山正 名誉会員
- 2010年 第14回:該当者なし
- 2011年 第15回:小町谷朝生 名誉会員
- 2012年 第16回:池田光男 名誉会員
- 2013年 第17回:該当者なし
- 2014年 第18回:該当者なし
- 2015年 第19回:該当者なし
- 2016年 第20回:北畠耀 名誉会員
- 2017年 第21回:永田泰弘 名誉会員
- 2018年 第22回:苧阪直行 元会長
- 2019年 第23回:城一夫 名誉会員
- 2020年 第24回:辻埜孝之 正会員
- 2021年 第25回:矢口博久 正会員
- 2022年 第26回:久下靖征 名誉会員/職業能力開発総合大学校名誉教授
- 2023年 第27回:大野治代 名誉会員・工博/ 元 大手前大学メディア・芸術学部教授
脚注
注釈
出典
関連事項
- 国際色彩学会
- 色彩
- 学会の一覧
外部リンク
- 日本色彩学会 公式ウェブサイト
- 一般社団法人日本色彩学会_公式 (@CSAJ_official) - X(旧Twitter)
- 日本色彩学会 (@color_science_japan_official) - Instagram
![]()



